少子高齢化の時代、遺言書の重みは増してきました!!

 

私が是非とも書いていただきたいと思うのは、お子様のいらっしゃらないご夫婦です。

どちらかにご不幸があったとき、残された配偶者には相続権は4分の3しかありません。遺言書がないと、相続財産(不動産、有価証券、預貯金等)を残された配偶者の方お一人の名義にするためには、亡くなられた方のご両親や兄弟姉妹、運が悪ければ甥や姪のご印鑑を頂く必要があります。何が起こるかわからない昨今、年齢は関係がありません。   我が家も長い間子供がいませんでしたので、20代で互いに遺言書を書いておりました。

 

何故って? 預貯金は凍結され生活費は出せない、夫婦二人で築いた自宅でさえ印鑑がもらえないため自分の名義にできず、余りの理不尽さに情けない思いをされている妻の姿を多く見てきたからです。   次に、独身(配偶者、お子様に先立たれて現在お一人の方も含む)の方です。直系尊属(親、祖父母等)が亡くなっている場合、相続手続きには兄弟姉妹(先に亡くなっている兄弟姉妹がいる場合はその甥姪)全員の印鑑が必要となります。相続人の人数が多くなると、相続手続きは大変です。

 

死んでしまった後のことなど関係ないと思われるかもしれませんが、銀行や国に寄付することもないでしょう。ご自身が長寿を全うできた場合、当然ご兄弟姉妹も高齢で、その中に認知症などのため判断能力のない方がいらっしゃる確率も高くなります。相続人の中にそのような方がいらっしゃると、その方に成年後見人を選任をしなければ相続手続きができません。しかし、その方の相続分が数万円とごくわずかであると成年後見人の選任をお願いすることもできず、塩漬けになっているケースは沢山あります。遺言書さえあればそんな煩雑なことは回避できます。

 

さらに、中小企業の経営者の方の遺言書は必須だと思います。事業承継がうまくいかないと、後継者のみならず、従業員の方にも大きな影響がでるからです。もちろん、事業承継の問題は会社法の活用、生前贈与、死因贈与、遺留分の放棄などと組み合わせて総合的に考えなければ大きな効果は挙げられません。

 

さあ、今年こそ最愛の人のために重たい腰を上げて遺言書を作成してみませんか。ただ、せっかく書いた遺言書が様式の不備で無効となっては意味がありません。作成の仕方についてはお気軽にお問い合わせください。

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